oggiは、1988年に独立OPEN以来変わらず明確にブランディングしてきた
「Simple is best」
創るデザイン・内装・ファッション、、そして美容師が目指すところも全てSimple
店の知名度を上げるとか、スタッフ個人を有名にするなどの目的など一切なし
大事なことは、指示して下さるお客さんと生涯ともに歩む事を目指していく。
その道の途中で関わるディーラー・メーカーの方々とウィンウィンでいく
今年は雑誌「スニップスタイル」に見開き2ページ頂いたり
イルミナカラーのパンフレットのヘアメイクもやらせて頂きました
又コスミック出版社「メンズヘアカタ」は毎号掲載させて頂いています
メンズヘアカタは都内有名店のほか郊外ではoggiだけ
メンズカットにこだわり続けてきたoggiは誇りに思います
日々の仕事とは
人間が生きていく上で欠かせない根本的な要素であり
又仕事を完成するにはたんくさんの方のご尽力あってのことだと感じています
コロナ禍の1年、
フタッフが無事に過ごし今季決算を終えられた事を
お客様そして取引先の方々に感謝致します
お客さんは今の日本の美容院のスタイルをご存知だろうか、、、
今、いわゆる大型の美容院の美容師はほとんどはフリーランス契約
スタイリストのみを集めて売り上げの数%渡しという形
最初から最後まで自分でやり決められた等分をもらう!という形
又は鏡やシャンプー台を借り(面貸し)て等分を払う
どちらのやり方もお客さんには全く分からないし又関係のない事かもしれない
当然集客をたくさん必要とするのでカットは2000円程度
カットカラーして4900円くらいで薄利多売方式
動物や植物そして人間も、あらゆる生き物が存続するために
形を変えていく
今、美容院も大きく変化している
まず人口減少、今の人口を美容院の数で割ると1サロンの客数は210人程度の計算になる
次に一国一城の主になりたいと考える若者の減少、借金して苦労したいと思っていない人が多くなった
世の中は外資系企業のように年功序列や永久就職などもない、天下の電通も個人事業主形推奨になってる。
美容業界はこの時代に逆行している
日本の美容院は97%が小さなサロン
oggi大平は大手STUDIOVから独立して13坪の小さなサロンで10年経て
その後、郊外たまプラーザ(40坪)に出店、又10年後に溝の口(45坪)に出店した
理由はただ一つ
「技術の伝承」
97%の小さい美容院や大手フリーランスサロンがアシスタントを育てない、育てることができないとすれば
誰が美容師を育てるのか、、、
シャンプーから始まりカラー・パーマ・ストレート
そして1番難しいカットを誰かが教えなければ日本の美容技術は衰退する
日本は、世界でも稀に見る毛質が難しい国
だからこそ日本の美容師のカット技術は世界のTOPクラスになった
戦後はロンドンのサッスーンカットを学ぶ時代もあったが
今や日本は世界TOPにまで登り詰めたといっても過言ではない
その技術は誰が育て伝承していくのか。
日本の技術界が今1番抱えている問題は
全ての業界で技術の伝承が出来なくなっていく事
その人にしかできない事が伝わらずになくなっていく、、、、
代表の大平のカットは完全100%
ハサミの開閉を90度(一般的には30度から45度)にして直角にギロチンのように下ろすカットは次回来店まできっちりまとまる
骨格に対して完全に90度45度、鋤ハサミに頼らない
ロングレイヤーは前髪が短くバックがロング、これを繋げて1mmのずれもなくカットする(この技術ができる人は少ない)
メンズカット技術は、大平が一人前になった時に床屋に客として通いつめ習得したという
そして日本髪と着付け、これこそ今出来る美容師が高齢化し既に不足し始めている
この「伝承」問題は全ての業界で大きな問題になっている
oggiがこだわって存続していることはとても大事な事
毎年、新入社員を採用し1から育てる
中途の場合は1か所で10年継続または店長経験者のみ採用(カットチェックで落ちた場合はアシスタントから)
この大平のこだわりのカットや日本髪など
伝承しているのが今のスタッフだ
働きやすい環境(時間・給与・居心地など)を今日より明日イノベーションしていく事を目指している
美容師はお客さんと長時間関わる仕事
技術のみならず、人間の裏の裏まで見透かされていく
だからこそ
人間が目指す生き方、価値・意義などを示していく
教育で最も大事にしていることは「愛情」
コロナ禍、誰もが苦しむ中で
私たちは家族のようにやってきた
でもそれは「みんな同じ」ではなく「12色の色鉛筆」
みんなが違っていい!という事
このスタッフが一流になるまで育てていく。
そして自分を育ててくれた美容業界に恩返しをしていく覚悟がある
21年8月はコロナ禍過去最悪の感染状況でしたね
oggiでは、7月からワクチン接種をスタートし
希望する全てのスタッフが9月中旬で2回目接種完了しました
美容院ですから職域接種はありませんが
接種券が届くと同時に大規模接種会場又は近所の内科にNETや電話で申し込みました
仕事中にみんなで手分けしてグーグルマップ「ワクチン接種」で打つと周辺で可能な接種会場が出ます
又、区と「ライン友達」になると「今から40分後に打てます」などの情報が入るのでそれも可能でした
2回接種してみて
ファイザー 1回目 ほとんどの人が熱が出たが翌日は7度代
2回目 翌日熱に加え軽く倦怠感
全く熱も出ず倦怠感もない人3名
モデルナ 1回目 当日と翌日に熱 3日後は平熱に
2回目 当日と翌日、3日後も熱とひどい倦怠感 3日間は寝ている感じで当然仕事は不可
全くなにも症状ない人は0
やはりモデルナは強いと言う事でしょうか
しかしファイザーは3回目のブースター接種もあるのでどちらがいいのかはわかりません
oggiの方針として
ワクチン接種は自分を守るだけでなくサービス業として関わる全ての方に迷惑がかからないようにするために接種を推奨しました
なので熱や倦怠感などが続くスタッフは元に戻るまで仕事は公休として休ませました
アメリカやフランスでは接種強要による罰金や失業もある中で
日本はあくまでもお願いベース
oggiも日本政府と同じで強要はしませんがほとんどのスタッフが受けました
コロナ禍、1年9か月
宇宙に旅行にいく時代になった今もウイルスには勝てない
人間は細菌には強いがウイルスには弱いと言われています
ウイルスや災害に人は無力
微力ではあるが出来ることもある
今はワクチン接種が自分に、そして企業にできることなのだと思います
苦しんでいる飲食業や観光業が一日も早く復活できるように。
感染対策は、昨日より今日!一層確実にやれる環境を整えて参ります
oggiのワクチン接種状況報告でした